楓と蒼
えりいく攻略 メイプル攻略 レベルアップ方法と氷魔育成を載せております。 日々の日記もありますので、どうぞよろしくお願いしますb
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SPY(仮)二話
───『組織内部』


?「ったく、だから新人との仕事は断りたかったんだよ。
わかるか?ミスも無いのに突然警報が鳴り響いた時の俺の気持ちが?
……聞いてるのかマーヤ」

そうやって椅子に座り、サンドイッチを手に掴みながら愚痴をこぼす少年。
背は160程度だろうか。かなり小柄で小さく見え、顔も中性的なのも相まって
一見では女に見えなくもない。

しかし何より目を引くのはその髪だろう。
銀髪と呼ばれる白色をしており、外国人にも見えるが、れっきとした日本人である。

マーヤ「聞いてますよ。でもその愚痴は私ではなく新人に言ったらどうですか?」

?「だりぃ」

一言で切り捨てる。
そもそも文句をわざわざ言うまでも無いのだ。

?「それに一応危険手当が出たしな。わざわざ言いに行くまでもねぇよ」

警報が鳴って危険と認定されたのか、それとも新人の尻拭いか知らないが
結構多めに金をもらったのだ。それを考えると、別に言わなくても良いと判断したのだ。

そもそも、警報が鳴って危険ではなく、面倒と判断しただけなのだから
むしろお得と考えていた。

マーヤ「なら何故私に言うんですか?」

?「ただの愚痴」

マーヤ「最低ですね……」

そう言って肩を落とすのは、車を運転していた赤毛の女性だ。

マーヤ「そんな最低な貴方に新しい任務ですよ」

?「もうかよ。うわぁ……だりぃ」

溜息を吐いて机にうつ伏せる少年。
冗談ではなく、心からだりぃと思っているからこその行動である事が
マーヤの心労を積み重ねていく。

マーヤ「はぁ、これが組織のトップエージェント『ヴァイスロット』だと思うと……」

?「感動して声も出ないか?
っつか『ヴァイスロット』はやめろ。呼ぶなら名前って言ってるだろ痴呆かお前」

マーヤ「誰が痴呆ですか!?……相変わらず口が悪いですね『紅(こう)』」

紅「誰が名前で呼んで良いって言ったこのビッチが」

マーヤ「貴方ですよ!たった今!」

紅「御馳走さん。んじゃ俺は任務を確認するために上司様に会ってくるから」

そう言って、タマゴサンドを食べ終わると、伝票を持って席を立つ。
この組織内には食堂があり、二人が話していたのはその場所だ。
ちなみに働いている人は全員組織内の人間なので、秘密などは漏れる秘密は無い。

もっとも、このような場所でそんな会話をするような奴はいないが

マーヤ「あ……伝票……。
まったく、こういうところが」

そう言って顔を綻ばせるマーヤ。

紅「あ、店員さんですか?この伝票なんだけど清算しておいてくれますか?
お金はあのお姉さんが払ってくれるみたいなので。そう、あそこにいる赤毛の女性です。ええ、お願いします」

いつもとはまったく違う口調で、あたかも子供のような口調。
しかし、背と顔の所為でまったく違和感を感じさせない。
その所為か、店員もすっかり信じてしまう。

そしてニヤリと、店員には見えない所で笑うとマーヤへと

紅「払うわけねーだろ」

と、小声で言う。
小さな声でありながら、それはマーヤの耳へと届いた。

マーヤ「……最低最悪ですよね」
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